ナンパに応じない女は存在するか?

僕は割と界隈を長く見ているのだが『奢る奢らない論争』とともに定期的に勃発するのが『絶対にナンパに応じない女』の存在についてである。

 

『他の男に一切靡かない女を即ったぜドヤ』『俺の囲ってる女達はナンパ師なんか眼中にないぜドヤ』などのtweetがその火種となるのが常だ。

 

下らない論争ではあると思うが、これを真面目に考察してみようと思う。

 

ちなみにこの構図は『ストリートでは出会えない女論争』や『マッチングアプリになんて登録しない層』『俺にしか即れない女ドヤ』などにも同様に当てはまるため、好きに補完して読んでみてほしい。

 

 

 

1.以下の2人のうち、どちらが正しいか答えよ。

 

Aさん「絶対にナンパに応じない女は存在するさ」

 

Bさん「どんな女だってその日のコンディション次第でナンパに応じることはある。プレイヤーの力量と女の状態次第だよ」

 

 

 

察しのいい方はこの問の答えはお分かりだろう。

そう『分からない』だ。

 

Aさんの言説を証明しようとすると、最低でも100人くらいの男性が様々な状況下で同一の女に声をかけて全員がガンシカされないといけない。否定するのであればその逆だ。誰か1人でも相手にされればそれでいい。

 

またBさんの言を証明するのなら、最低でも100人くらいの女性全員が少なくとも1回以上何らかの状態でオープンすることを確認しなければならないし、否定するのであれば上記Aさん論の証明と同じように男性全員に対してガンシカをする女性の存在を示さなければいけない。

 

予め用意された男女を使うという手もなくはないけど、予め抽出された集団はナンパという突発的な行為に対する正しいサンプルとして機能しないためほとんど無意味だと思う。

 

つまりこの論争はどちらの言説も物理的に証明不可能な状態であり、各々が個人個人の感想や印象(たとえそれがかなりの経験に裏打ちされたものであっても)を強くぶつけているだけなのだ。そのぶつかり合いの結果として○○はイキりすぎ、○○はわかってない、○○はエアプといった罵り合いに発展する。全くもって不毛である。

 

 

 

Aさんの言葉をもう少し噛み砕いた『ナンパで観測できるのはナンパについていく女性だけである。ナンパ師達はその外側にいる女性を存在しないものと規定し、限られた資源を奪い合っているに過ぎない』という論は至極全うではあるし、そう言われればそのような気もする。ただし、これも実際に確かめる方法が皆無である。

 

最も正解に近いところとしては『その女がナンパに応じてくれやすい性質かどうかは分からないけど、プレイヤーの見た目が良くてスキルが高ければ少なくとも可能性は上がる』くらいが関の山だ。証明できない事象に関してそれ以上言い切るのは無理がある。

 

男性側としては色々難しいことを考えずに『可能性の大小はあれど、きっと俺には全ての女を抱くチャンスがある』と強く信じてアプローチしていくのが最適解だし『自分の彼女はいつ誰に即られたっておかしくない』と思っておくのがいいんだと思う。

 

 

 

あと大事なのはイキらないことかな。『俺はどんな女だって抱ける』とか『他の男が即れない女を即った』『俺の彼女は他の男のナンパには絶対についていかない』って公言しちゃうのはみっともないからね。そういうのは心のうちに秘めておきましょうということなのよ。自分だけわかってりゃいいんだから。涼しい顔で『いやあ、たまたま運が良かったんですよ』って言うのが一番かっこいいと思うね。アングラな仲間同士、謙虚に仲良くやろうぜ。

 

 

 

ちなみに僕がクラブで話しかけたり、出会い系サイトで見つけたりするのは『全くナンパに応じない女』ばかりだよ。みんなは簡単に即れるしょぼい女ばっかり相手にして、楽でいいよね。