2022年4月総括

出会いと別れの春。新入社員も世の中に慣れてきて徐々に開放的になる、まさにボーナスシーズン。

僕は少々仕事が多忙であり、思うほど新規を追えていない。

キセクローテーションで何とかその日の食い扶持を稼ぐ状況であった。

 

出会い系(Tカレ、P)やコンパなどから4件ほどアポを組んだがまあパッとせず。

こんなもんかとも思うが、わざわざアカウントを作っている人間としては基本的に不甲斐ない日々を過ごしている。

 

①学生

相手次第であるが、基本的にどうやっても負けない。精神性が未熟な案件が多く、気分変動に対応できないと詰む。金はないが時間はあるため『時間をかけさせること』でサンクコストを積むのが難しい。まあセックスすることが女のサンクコストの回収につながるかと言われると微妙なのだが。とりあえず社会人として尊敬されて、飯でも食わせながらふんふんと話を聞いておき、ふんふんと適当に相槌を打っておけばまあいいかと思う。社会人から口説かれ慣れていたり、若さの価値を理解していたりする案件はそれなりに難しいことが多い。水商売に片足を突っ込んでいる子はこの2点を満たしやすい。今回はスト値も高くなく、何かに秀でているわけでもない案件だった。寄り切り一本で勝ち。

 

②ちょっとした有名人

詳細は出しづらい。こちらとしてもそれなりのテンションで望んだが、彼女自身のことをあまり好きになれず、テンションとのギャップに疲れてしまった。適切な自己愛は生きていくのに必要であるが、彼女の場合は自己評価が肥大しすぎていた。わかりやすく言うと『値打ちをこきすぎている』女性だった。何となく彼氏ルートに誘導されそうな雰囲気もあり、仕上がりを感じなかった。僕の技量だと2軒は要るパターンだと判断したが、彼女に2軒分の時間と金を費やす気にならなかったので1軒目が終わったところでやや強引に打診。連れ出し先で軽くグダられ、泥試合にもつれこんでも面倒なので超短時間で解散。儀礼的にお互い丁寧にお礼のラインを送り合う。もう会うことはないと思う。極めてスムーズな負け。

そういえば思っていたより年が上だった。女の子は年齢とともにどうしたって男性から受ける性的な評価が少しずつ毀損されていく。人間的に魅力を感じる子ではなかったし、彼女今後しんどいんじゃないかな。

 

③美容系看護師

偏見もあるが、美容系看護師は与し易い。もちろん美容医療を通じて世に貢献したい、自分の好きなジャンルを極めたいという意志が強い場合もあるが、病院やクリニックで勤務するのがつらくストレスフルな日々から逃げたいという願望が多かれ少なかれほぼ全員の根底にある。この辺は真っ当から指摘したって仕方ないし、毎日ひたすらレーザーを打っているだけの人間に仕事に対する大きな熱量があるとも思えないので、ビジネス観でラポールを取っていくのは多少無理がある。この手で攻めるなら仕事も含めた人間性の大きさ、人としての骨太さなどに仕事論を絡めていって上から押していくのがいいと思う。全ジャンルに共通することであるが、人としての尊敬を取りに行くのがいい。自立している子も多いが、寄生先を求めているパターンも少なからずいるので彼氏候補に落ちないことは大切だ。彼女たちは多数の男友達やセフレ候補を抱えていることも多く、彼氏候補に落ちると難易度が激変し、途端に難しくなる。今回はすんなりと勝ち。

 

④一般職

思っていたよりスト値の低い案件が出てきた。付き合ってない人とはしたくない、という進研ゼミでやったフレーズが出てきたので、山川一問一答で学んだ通りの答えを間髪入れずに淡々と打ち込んでいく。答えとしては模範回答なのだが、あまり可愛くない子にうだうだと言われてしまうと熱量が全く乗らない。すぐに抱けそうな感じもなかったため、これはただの晩飯だと心に決め、店内にいる可愛い子を眺めながらビールを飲んで食事をする。会計が1人分の飯にしては高かった。スト値的には①と同じくらいであったが、グダを崩さないといけない分、こちらの案件の方が面倒に感じてしまった。一応打診だけするが男の人の家には行かないと言われたため、そうだよな、と解散。大通りと店でしか会っていないのでトラブルになるリスクもないだろうと判断し、その場で帰宅。軽やかな負け。

 

今月は一生懸命口説くことがなかったように思う。

年かな。年か。

2021年10月総括

結構頑張ってアポを組んだ。自分のポジションの変化もあってちょっと当たる層とアポの進め方を変えてみたのだがまあ負ける負ける。8本組んで3即しか取れていないのでもはやその辺の兄ちゃんの方が打率高いのではないかと思うくらいだ。ただ、ちょっと興味深い結果になったのでそれと考察は後述することにする。

 

1.モデル

負け。シンプルに刺さってなかった気がする。あと1本目だったせいでちょっと日和った。

 

2.芸術系

負け。需給の不一致。

割と硬かった気はする。

 

3.女子大生

負け。たまたまタイミングが合ったので近所をちょっと散歩して放流。

 

4.看護師

勝ち。割とゴリ押しした。

パワーギラ委員会で調停にかけられても不思議ではない。

 

5.芸能

負け。丁寧な子ではあったが何となく調子乗っててウザかったので放流。

周りの男が悪い。

 

6.外コン

勝ち。すんなり勝った。

 

7.美容系

負け。仕事終わりに流れるように安い飯を食って、流れるように放流。

特筆すべき点のない坊主。

 

8.個人事業主

勝ち。すんなり勝った。

 

『年収の高い順から3人』に勝ち、『年収の低い順から5人』に負けている。実は以前からこの傾向はあった。『寄生する対象として見られているため、すんなりと初回アポで抱かせてもらえていない』ということだと思う。

 

ルックスが良かったのは1と5。この2本は何の苦労もせずにうまく周りの男に世話してもらってきている系だったので会話があまり弾まず、5に至っては僕がだんだんイライラしてきてしまったので2本ともサクッと放流してしまった。惜しかったなあとか夢に出てくるとかそのレベルではないのが救いである。ややこしい部分をすっ飛ばしてこの辺りを抱くにはまあ金か見た目のどっちか要るかなって気もした。フッキングポイントがよくわからないまま自分の背景を中心に見られている感じがして、完全な負けパターンだったと思う。僕のサンクコストを返せ。

 

僕もいい歳なので、社会的な云々が全くないとシンプルに足切りにかかるのだが、そこでの主張が強すぎると恋愛工学でいうところの『good dad』的な素因が強くなり、どうしても『セックスの出し惜しみ』を受けやすくなる。ある程度自立している女の人は他人に養ってもらう必要がないため、その辺のハードルがあまりないのだと思う。6と8については20代半ばにして1000万円をゆうに超える所得を叩き出していた案件なので他人からの扶養など不要(押韻)なのである。そりゃフラットに流れに乗るわ。

 

負けている案件をどう捌いていくかっていうのが腕の見せ所なんだけど、この辺の層からしたら僕は『結婚相手ど真ん中』の案件なので、相手の視点を崩すのはそもそも難しいのかもしれない。『魅了は選択の問題ではない』とはいえ、前提条件を完全に無視するわけにもいかないだろうしね。色かけていけばいいじゃんということなのだろうし、僕もそう思うのだが、色をかけてセックスに持ち込むというのは僕の僅かに残っているPUAとしての矜持に反するし、やっぱりそれやるようになっちゃうと2流だよなだと思うのでそれもちょっとしんどいかな。

コンサル・広告業界でキラキラと輝く、エリートの皆様方へ 〜とあるナンパ師の私見〜

先日、Twitter上のスペースでナンパ界隈の方がコンサル業や広告業に携わる方々にこれでもかというくらい理詰めでボッコボコにされているのを聴いていた。ナンパ界隈と港区界隈を含むビジネス系エリートアカウントではそもそもの価値基準というかブランディングが全く異なることと数の暴力が重なり、戦況は非常に厳しいと言わざるを得ないものであった。

 

 

まず前提として、ゴリゴリの正論や社会通念でぶん殴ってくる相手に対して『ナンパ』というものは非常に相性が悪い。というか元々の本能的なところとして『できるだけ自分の種をたくさんばら撒きたい』男性と『1人の相手を自分にフルコミットさせたい』女性では男女論において反りが合うわけないのである。僕は別に男尊女卑論者ではないし、男女問わず一定の能力のある人間は自身を順当に輝かせることができる場所にその身を置けるのが世の中の正しい在り方だと思っているのだが、この数十年において多少なり女性の社会進出が進んだところで元来の遺伝子コードそのものを組み替えるのはそう簡単ではない。

 

 

ロジカルな発言をすることに長けた女性達、元々その女性陣と仲が良い若しくは共通のコミュニティを有する男性で構成される集団の中に突っ込んでいってナンパ論を語るのは地雷原に向かって走り出すようなものだ。相手方のフェミ度によらず、どうやったって女性陣はフェミ論に近いところの論理を武器に異端者を迎撃することになる。その程度やそれがどこまで本質的かどうかはさておき、フェミ論は割とぐうの音も出ない正論に近いので我々が感じているナンパの魅力を伝えるのは極めて困難であったことと思う。

 

 

状況の悪い中ではあったが、果たしてナンパ師サイドはコンサル・広告側に対して、ストリートナンパ、マッチングアプリなどを問わない不特定多数に対するアプローチについて伝えることができていたのだろうか。どうも我々ナンパ界隈を『ちょっと顔のいい身勝手な男達がイージーな女の子に群がるだけのみっともない構図』として受け取られてしまった可能性が高い気がしている。もちろんそのような側面も大いにあるし、僕だってそういう邪な気持ちで女の子にアプローチすることを今更否定しない。ただそういった人たちは昔からたくさんいるのだ。別にTwitterアカウントがあるかないかなんて大した問題じゃない。

 

 

ただ、ナンパには田舎出身、見た目も平凡で、金も大して持っておらず、自身の所属コミュニティにはイケてないぼっちゃんと芋臭い女の子しかいないといった、もうどうしようもない一般人男性が素敵な女の子と(セックスしたり)付き合ったり結婚したりして将来に渡って幸せに暮らすための起死回生のツールという側面もある。自分の理想の彼女や結婚相手を追い求め、もしかしたら彼女がそうかもしれないと思いながら目の前の相手を真剣に口説き落とす。いざ運命を確信した最高の女性に出逢った時、それまでの女修行で得た経験を全力でぶつける。身勝手で一方的なそのロマンが理解されなかったことは些か残念であった。



多少は聞こえのいいナンパの理想論を並べた後にこれを書くと完全に蛇足かもしれないが、スペース上で『何で風俗じゃダメなの?』という発言があったため、金銭を介する行為との差異について、自分なりの考えを記す。自分がしっかりと口説き落とした女性とはドロドロした情念のこもったえげつないセックスが出来ることが割と多い。ワンナイト若しくはそれに準ずる関係であるとはっきりしている関係の女性からは、一期一会ならではの哀愁もあってかまた別の情緒深さを感じることもある。何かの縁で再会した際のそれは慣れもあってかスムーズで順調なのだが、初回に感じたような機微を感じられることはあまり多くない。もしかしたら相手側も後腐れなく今回だけと決めているからこそ、出し惜しみなく全ての性欲を開放してきているのかもしれない。何にせよ風俗やパパ活などのビジネスセックスを通してでは、この辺りのねっとりとした絡み付くような味わいは中々に得難いものなのだ。



いたいけな女の子を性的に搾取した挙句傷つけ回し、自身のリスク管理や女の子へのアフターフォローもしない、金銭的なパフォーマンスのみを追いかけて時間の浪費を全く意識しない、という批判もあったが、ここに対しては全力で反論したい。

 

 

そもそも性的搾取とは何だろうか。雇用主からのセクハラ、取引先との男女関係の強要、売れないアイドルに対する執拗なAV転向打診。これらは立派な性的搾取であるし、断じて許されるものでないと僕も思っている。しかしながら『ナンパされてご飯に行って、彼の家で一晩(一切の強要が為されていない前提ではあるが)過ごしました』これは果たして性的『搾取』とまで言えるのだろうか。女の子だって馬鹿じゃない。きちんと相手くらい選んでいる。現代の社会では一度女性側が『レイプされました』と声を上げれば、ろくな事実検証もされずに男性側は圧倒的不利な状況に追い込まれることが多いと聞く。最近では美人局被害も急増しているようだ。一体どっちが搾取する側なのか、正直僕には分からない。女の子側だって実はそんなに傷ついてないんじゃないか、という意見がスペース上で出たが、僕もだいたいはそんな気がしている。もちろん中にはきっちり傷ついている子もいるだろうが、その辺は正直お互い様だろう。僕だってこれまでどれだけ女の子に翻弄され、傷つけられたかわからない。男女ってまあそんなもんなんじゃないかとも思うし、そこに曖昧さがあったり辛酸を舐めたりするからこそ、恋愛やその駆け引きみたいなところがお互い面白いって部分もあると思う。

 

 

話を戻す。ナンパ界隈にはビジネス面でちょっとした都内エリートサラリーマンを遥かに凌ぐ優秀な人材もたくさんいるし、彼らはリスクヘッジ能力に非常に長けている。もちろんヘッジの一環として女の子へのアフターフォローも極めて丁寧だ。彼らは時間単価も高いのでタイムパフォーマンスも非常に重視する。平均的な男性を母集団として比較した場合、接する母数が多い分、ナンパ界隈の方がリスクヘッジの水準は高度であると思う。上記の批判を行うのであれば、その矛先はナンパ界隈ではなく一般男性全体に向けられるべきものであろう。そもそもコンサル・広告業界の男性諸君、果たしてこの辺について他人を指差せるほど完璧に実行できていますか?俺は付き合った女としか寝ないし、毎回書面で合意を取ってるぜという方、素晴らしい。でもあなたの仲良しの彼は大丈夫かな。

 

 

加えて誤解しないでいただきたいのだが、基本的にストリートナンパをきっかけとして行為に至った場合、あまり揉めることがない。n数は多くないし、もちろん統計データもないためあくまで主観にはなるのだが、僕の耳に入る男女間の揉め事としては不特定多数のパーティ、マッチングアプリを契機としたものの方が圧倒的に多い。おそらくストリートナンパでは『声をかけられて反応するかどうか』『電話番号やラインのアカウントを交換するかどうか』『一緒に飲みに行くかどうか』『その男性の家やホテルに行くか』など、衆人監視の中での女性側の選択機会が多く、その意思が反映されやすいのだ。そのためレイプ被害や同調圧力による複数プレイの強要、他の男性の介入、美人局被害などが介入する余地が他と比べて少ないのではないか。

 

 

かなり耳の痛い批判もたくさんあった。そもそもナンパするのに群れてるのがダサい、使ってる言葉がダサすぎ、などである。群れ関連についてはちょっと弁明したい。特にクラブに遊びに行く際、どうしても男性は男性で、女性は女性でペアや3人になって行動することが多い。クラブナンパをしようと思っても1人で入場すると割とそれだけでハードルが上がってしまうのだ。仲の良い遊び友達がいたってナンパの相方として相性が良いかどうかはまた別問題だ。実はTwitterを通して緩く界隈で繋がっておくと相性のいい相方を探すのに非常に便利なのである。ただ実際のところとしてみんなで部活終わりみたいな感じでヘラヘラと過ごすのが楽しいっていうのはあるし、男同士で『俺こんな女抱いたよ』などという下世話な会話をしたい時もある。その辺は外から見ると極めて滑稽だし自身でも情けないとは思うのだが、まあこれはこれで楽しいのだ。男ってそんなもんなのよ。用いている共通言語がダサすぎ問題についてはご指摘の通りだ。こればっかりは言われても仕方ない。ナンパ界隈の隠語のようなものは割とたくさんあるのだが、ワードセンスが著しく欠如したものも一定数ある。でもほら、ちょっと仕事ができるビジネスマン気取りの若い世代って日常会話でも『アサイン』とか『アジェンダ』、『ジャストアイディア』なんて言っちゃう人いるじゃん。あの辺と同じだと思って、ナンパ用語がちょっとカッコ悪いのは見逃してほしい。

 

 

ごちゃごちゃと書いてきたが、僕が最も強く感じたことは『スペースにおける議論がディベートとして成立していない』ということだった。ナンパ界隈側としてはその魅力についての答えとして『セックスに至るまでの金銭的コストが安い』は一番最初に出てくるものであってほしくなかった。せっかく用意してもらったステージにも関わらず、その上でうまく踊れなかったような印象を受けた。コンサル・広告側にもエリートをエリートたらしめる懐の広さが欲しかった。せっかくの異種格闘技戦だ。もう少しフェアなフィールドを用意して欲しかったと感じるのは僕の贅沢であろうか。

 

 

冒頭にも記載したが、そもそも相容れないグループというか界隈なのだ。おそらく少数派である我々の勝手な価値観は社会通念上の正論に対しては勝てる見込みが一切ない。ナンパ活動や不特定多数へのアプローチの正当性をアピールするつもりは一切ないし、認めてほしいなどと言うつもりもさらさらない。自分たちのやっていることが社会でどう受け取られるかなんて皆分かっている。僕はこれまで一貫してナンパ師はナンパ師らしく、アンダーグラウンドで細々と活動しているくらいがきっとちょうど良くて、そもそも表舞台に出すようなものではないと考えている。ビシッとスーツを着こなした集団の中に派手なパーティ衣装を着て飛び込んでも、おそらくそこでのプレゼンを成功させることは難しい。郷に入っては郷に従えというかお互いにお互いの縄張りがあるので、完全な融和はおそらく不可能だろう。コンサル・広告サイドの男性だってあの時はスーツを着ていたのだ。あの日が休日で、彼らが私服だったら。実は割と仲良くやれるのかもしれない。自己の向上という点での親和性も決してなくはないと思う。

 

僕はコンサル・広告サイドに対して敵意や悪意は全くないし、ナンパクラスタのことは昔から大好きだ。期せずしてこれまで交わることのなかった両界隈が交錯したのだ。袖振り合うも他生の縁と言う。これから仲良くやるのは無理でもお互いの理念くらいは少しばかり分かち合ってもいいのではないかと思っている。

 

 

ここで僕から過日のコンサル・広告サイドの皆様に1つずつ提案がある。

 

まずは男性諸君。1回ナンパやってみ、楽しいから。でもこっそりとな、怒られちゃうから。

 

そして女性諸君。彼氏とかセフレのスマホ見ちゃだめだぜ、書いてあるかもしれないから。

 

『即/30歳/港区在住/高学歴ハイスペ美女』

 

ってね。

 

 

追伸

圧倒的不利な状況の中、プロレスを盛り上げてくださったナンパ・ストリート・ジャーナル様、ありがとうございました。とても興味深く拝聴することができました。できるだけいい文章を書きたい、願わくば書いたものを読んでほしいと思わせてくださったコンサル・広告サイドの皆様にもお礼を申し上げます。また、第2ラウンドについては特に何も記載することはありません。後からお話してくださった朧様にもお礼を。楽しい時間をありがとうございました。



追記

ナンパ・ストリート・ジャーナル様より、スペース内での議論途中で話題が転換され、それ以降反芻されることのなかったが話題に関して、以下のお言葉を頂きました。ご本人からの原文をそのまま追記として記載します。


①ナンパされた女の子が可哀想か

→自由意志に基づくセックスであるためナンパする男性が一方的に悪とはいえない。

②ナンパは時間の無駄か

→ゲームに没頭するのと同じで個人の嗜好次第。無駄とはいえない





7月総括

7月総括】

 

先月はちょっと真面目に活動しました。4本アポを取って3即。まあこんなもんなんじゃないかと思う。年間累計で12本。今年も20本くらいに落ち着くペースです。数としては多くも少なくもなくちょうどいいくらいだと感じています。

 

負けた1件は家に連れ込んで少しした時点でタイムアップだった。最近また遅くまで仕事をするようになったので、どうしても開始時間が遅くなってしまう。自分のアポは最寄り駅まで呼びつけて適当な安く上がる居酒屋を使うというオーソドックスな手法なのだが、夜中に空いている店もそうそうない(あっても客層が悪かったりして何となく敬遠してしまう)のでドライブデートのような環境に左右されない方法を取り入れていってもいいかもしれないと考えている。結局めんどくさくなってやらない気もするが。とはいえ取れた3本はまあスト値のブレはあるが概ねトータルのバランスとしてそれなりだった。

 

1人目はとにかく巨乳だった。顔もまあ許容範囲。これは完全に主観なのだが、FGでは『巨乳感』という点に置いて明確な違いがあると思う。Fまでの子は割と乳そのものの造形が美しかったりするのだが、これがGになるとちょっとした暴力性を感じる。女子が高身長の男子に対して本能的な魅力を感じてしまうというのはこんな感じなのかもしれない。僕もあと10cm、欲を言えば15cmくらい身長が高ければと思うのが常ではあるが、遺伝子を恨んだところで無駄なので粛々とインソールを積んでいくつもりだ。You play with the cards you’re dealt …whatever that means.

 

2人目はめちゃくちゃ根性が入った子だった。多分ルックスは3人の中でこの子が一番いい。後から聞くとえげつない経歴を持っていた。時代が時代であれば完全にスターダムにのし上がれる才だ。そりゃ根性も入るわな。生活スタイルも超ストイックだしSNS中毒でもないので話していて心地がよかった。

 

3人目は超高学歴の子で、学歴と職業につられてついアポを組んでしまったがいかんせんややスト値が低めだった。とはいえ知性的で性への探究心も深く、行為自体は結構うまかった。研究したらしい。さすがはハイスペである、見習いたい。彼女も巨乳であったが、Fなので特に暴力性はない。やはりFとGの間には明確なラインがある(気がする)

 

お分かりかと思うが、僕がこのブログで伝えたいことは『Gカップ(若しくはそれ以上)の乳の持つ暴力的な魅力』についてである。巨乳しか勝たん。行きたいなあ、おっパブ。

ナンパに応じない女は存在するか?

僕は割と界隈を長く見ているのだが『奢る奢らない論争』とともに定期的に勃発するのが『絶対にナンパに応じない女』の存在についてである。

 

『他の男に一切靡かない女を即ったぜドヤ』『俺の囲ってる女達はナンパ師なんか眼中にないぜドヤ』などのtweetがその火種となるのが常だ。

 

下らない論争ではあると思うが、これを真面目に考察してみようと思う。

 

ちなみにこの構図は『ストリートでは出会えない女論争』や『マッチングアプリになんて登録しない層』『俺にしか即れない女ドヤ』などにも同様に当てはまるため、好きに補完して読んでみてほしい。

 

 

 

1.以下の2人のうち、どちらが正しいか答えよ。

 

Aさん「絶対にナンパに応じない女は存在するさ」

 

Bさん「どんな女だってその日のコンディション次第でナンパに応じることはある。プレイヤーの力量と女の状態次第だよ」

 

 

 

察しのいい方はこの問の答えはお分かりだろう。

そう『分からない』だ。

 

Aさんの言説を証明しようとすると、最低でも100人くらいの男性が様々な状況下で同一の女に声をかけて全員がガンシカされないといけない。否定するのであればその逆だ。誰か1人でも相手にされればそれでいい。

 

またBさんの言を証明するのなら、最低でも100人くらいの女性全員が少なくとも1回以上何らかの状態でオープンすることを確認しなければならないし、否定するのであれば上記Aさん論の証明と同じように男性全員に対してガンシカをする女性の存在を示さなければいけない。

 

予め用意された男女を使うという手もなくはないけど、予め抽出された集団はナンパという突発的な行為に対する正しいサンプルとして機能しないためほとんど無意味だと思う。

 

つまりこの論争はどちらの言説も物理的に証明不可能な状態であり、各々が個人個人の感想や印象(たとえそれがかなりの経験に裏打ちされたものであっても)を強くぶつけているだけなのだ。そのぶつかり合いの結果として○○はイキりすぎ、○○はわかってない、○○はエアプといった罵り合いに発展する。全くもって不毛である。

 

 

 

Aさんの言葉をもう少し噛み砕いた『ナンパで観測できるのはナンパについていく女性だけである。ナンパ師達はその外側にいる女性を存在しないものと規定し、限られた資源を奪い合っているに過ぎない』という論は至極全うではあるし、そう言われればそのような気もする。ただし、これも実際に確かめる方法が皆無である。

 

最も正解に近いところとしては『その女がナンパに応じてくれやすい性質かどうかは分からないけど、プレイヤーの見た目が良くてスキルが高ければ少なくとも可能性は上がる』くらいが関の山だ。証明できない事象に関してそれ以上言い切るのは無理がある。

 

男性側としては色々難しいことを考えずに『可能性の大小はあれど、きっと俺には全ての女を抱くチャンスがある』と強く信じてアプローチしていくのが最適解だし『自分の彼女はいつ誰に即られたっておかしくない』と思っておくのがいいんだと思う。

 

 

 

あと大事なのはイキらないことかな。『俺はどんな女だって抱ける』とか『他の男が即れない女を即った』『俺の彼女は他の男のナンパには絶対についていかない』って公言しちゃうのはみっともないからね。そういうのは心のうちに秘めておきましょうということなのよ。自分だけわかってりゃいいんだから。涼しい顔で『いやあ、たまたま運が良かったんですよ』って言うのが一番かっこいいと思うね。アングラな仲間同士、謙虚に仲良くやろうぜ。

 

 

 

ちなみに僕がクラブで話しかけたり、出会い系サイトで見つけたりするのは『全くナンパに応じない女』ばかりだよ。みんなは簡単に即れるしょぼい女ばっかり相手にして、楽でいいよね。

CHEVAL OSAKAと僕

2021年6月27日、CHEVAL OSAKAは7年間に渡るその歴史に幕を閉じた。


リニューアルこそ噂されているものの、CHEVALの名前で営業することは泣いても笑ってもこれが最後だという。いてもたっても居られなくなり、久しぶりに足を運ぶことに決めた。




思い起こせば心斎橋にCHEVALという新しいクラブができたのはもう7年も前なのだ。当時のミナミのクラブシーンでは大箱ではまだニューコロンブスビルの8階にあったBambiや、南船場のPLATINUMが人気だったと思う。開店当初こそ人の入りはまばらであったが次第に客足は増え、客層が被るPLATINUMの閉店も後押しして瞬く間に超人気クラブとなる。オトナっぽい内装や適度に上品な選曲などから比較的高めの年齢の人が主なターゲット層であり、僕も1ユーザーとしてそのコンセプトをとても気に入っていた。


2014年はまだ勢いがあってナンパもしやすかったBambiに通うことが多かったが、2015年からは本格的にCHEVALに行くようになった。毎日のようにというと過言だが、数日おきに通った時もある。本来は自己研鑽に充てるべき貴重な20代の夜をそこでダラダラと浪費することはちょっとした背徳感もありとても楽しかった。 翌日の仕事に大きな支障を出さないためには遅くとも深夜1時過ぎくらいには退店しないといけない。フロアが盛り上がりナンパにも熱が入り始めるのがちょうどそれくらいの時間であったため、ナンパのウォーミングアップを始める友人達を尻目に毎回後ろ髪を引かれながら帰路についていたことを今となっては少し残念に思う。我々の間でどこからともなく流布されたいた『CHEVALできっちりナンパできて一丁前』といった、一丁前の基準に全く根拠のない言説もこの時期からのものであった。


2016年から2019年辺りでは本格的に僕の仕事が忙しくなり、昼夜を問わず仕事をしているような状況であったため、クラブからは少し足が遠のいてしまっていた。世間の流行の中心がビッグルームからトロピカルハウスやK-POPに変遷し、クラブシーン全体としても盛り上がりにイマイチ欠けたこと、マッチングアプリがしっかりと流行り始めたため仕事の合間にやり取りするだけでお手軽に女の子と出会うことができ、わざわざクラブでナンパしなくても良くなったことも僕のこの時期のクラブ離れの原因だった。


この時期はクラブには冷やかしでたまに通うくらいで、朝まできっちりナンパすることもほとんどなかったように思う。そんな生活を続けているうちに『仕事を言い訳にしてクラブナンパから目を背けていていいのか』と自問自答する機会が次第に増えたように感じた。時間制限や他の男性との競合、フロアの状況、女の子同士の人間関係などを的確に見定める必要のあるクラブナンパは非常にゲーム性(顔面と身長で無双できるプレーヤーもいるし、結局はそれが一番強い)に富んだ、最高級の娯楽である。その醍醐味を味わい尽くさず、極められないままでは死ねないとさえ思っていた。


この年齢の男性として本来進むべき方向とは真逆であるのだが、少しずつ仕事量を減らしクラブに通う体制づくりをしていた最中でのコロナ禍は非常に残念であった。まあこればっかりは本当に嘆いても仕方がない。せめてもの思い出作りを兼ね、僕は最後のCHEVALへと向かうこととした。




某日集まったのは2014年の開店当初から顔馴染みの面々であった。苦楽を共にしたというと大袈裟ではあるが、僕の遅い青春の1ページとしての善き思い出は彼ら抜きでは成り立たなかったし、1つの節目を彼らと共に惜しむことができるのはとても幸せだと感じた。『わしら散々CHEVALにはお世話になったやん、最後くらい顔見せに行かな』数年前の当時、サイボーグのように淡々とナンパしていた彼の思わぬ人間的な一言には驚いたが、彼も彼なりに寂しいんだなと思うと少し嬉しい気持ちにもなった。


この階段をこのメンバーで降りるのは本当に最後かもしれないと考えながら入場する。比較的浅い時間にもかかわらず、フロアは全盛期を彷彿とさせる人で溢れかえっていた。最後だから一生懸命ナンパするというのも悪くないのだが、僕は重低音の効いた音楽や煌びやかな照明、焼けるようなテキーラの味を心ゆくまで自分の記憶に刻み込むため、今回はナンパを控えることにした。DearBoy、Calling、FollowMe、BeautifulNow。全盛期のCHEVALを色鮮やかに彩った珠玉の名曲がフロアを軽やかに弾み、そして消えていく。基本的に同じ曲が何回もプレイされることはないため、一瞬一瞬が決して見逃せない大切な時間であった。途中MCがマイク越しに『昔のCHEVALみたいやー』と言っていた。昨今の社会情勢もあって凋落の一途を辿るクラブシーンを憂い、在りし日の隆盛を懐かしく感じているのは皆同じなのだろう。


SigmaのNobodyToLoveが流れたのは4時台だっただろうか。以前は閉店直前によく流れていた曲だったと思う。否が応でも終わりを意識せざるを得なかった。クラブで泣いてるやつとか頭おかしいだろと自分でも思うのだが、この辺からめちゃくちゃ泣いた。最後はSteernerのSparks、MartinGarrixのHighOnLifeだった。キラキラと輝くポップで明るい曲調のこの2曲は締め括りに相応しい、非常にCHEVALらしい選曲だったと思う。




この7年間でいいことや嬉しいこともたくさんあったし、辛いことや嫌なこともたくさん経験したが、どんな時だって友人とCHEVALに行けば楽しく過ごすことができた。長年に渡って僕に憩いと安らぎの場を提供してくれたCHEVALの存在は本当に有り難かったと心底感じている。いい歳してクラブがサードスペースってどうなんだと思う人はいるだろうが、僕の生活におけるそれは間違いなくこのCHEVAL OSAKAであったと断言できる。ここで過ごした楽しい時間とかけがえのない思い出を、僕は決して忘れない。


日によってボディチェックの丁寧さが全く違うエントランスの兄ちゃん、500円しか安くならないゲストをくれるダンサーの女の子、レディースシートの前のレーザーを超えて廊下側に身体が出てしまうとすかさず注意してくるセキュリティ、ショットの乾杯をそこら中でゴリ押ししているテキーラガール、美しい選曲とアレンジでフロアを沸かせてくれていたDJさん、そして僕と一緒にCHEVALに通ってくれた最高の友人たちに心からの感謝を。


Thank You, CHEVAL OSAKA.