ディスりの技術

新年明けましておめでとうございます。

 

今回は理論の話です。

 

テーマは『女の子の彼氏をどうやって褒めるか』で、前回の理論記事【ボーイフレンドデストロイヤー】の補足となります。

 

今回は『彼氏がいる女の子』に対して『プレイヤー自ら浮気方面での不安を煽る』のではなく『褒め言葉のみによって彼氏自身がつまらない人間である』と錯覚させる方法論になります。

 

 

顔とスタイルでぶっ刺していくタイプの人間はそもそもごちゃごちゃ考えなくてもオーバーキルできるのであんまり関係ないかもしれません。僕自身はそのような経験をほとんどしたことがないためその辺りはわかりません。切実にイケメンになりたいです。

 

『こちら側のスペックが彼氏に対して圧倒的に負けている場合』もそもそも女性がこちらの話にろくに耳を傾けない(聞くふりだけされる)可能性が高いため、やや難易度が上がります。レベルの低いプレイヤーに対して、女性は愚痴を言いません。

 

女性の状態によってはラッキーパンチももらえますが、基本的には『そこそこのプレイヤーがほどほどの相手とそれなりに渡り合うためのスキル』としてご理解ください。

 

ただし、スペックで彼氏に負けている場合であっても『プレイヤー側の言動に関係なく彼氏の浮気などで女側がたまたま勝手に不安になっている場合』はその限りではありません。ボーナスタイム(上記ラッキーパンチはこれを指す)です。ちなみに浮気が明らかな場合であってもここぞとばかりにそこをつつけば墓穴を掘ります。『浮気されて辛い。でも彼氏のことが好き』という感情に寄り添いましょう。北風と太陽です。

 

 

ボーナスタイムや浮気関連で話がやや脱線しましたが、前提である『彼氏自身がつまらない人間である』と錯覚させる方法に戻りましょう。

 

そもそもなぜアポの最中でわざわざ彼氏を褒めるのか。

彼氏が素晴らしい人間であると女の子に改めて認識させ、2人の絆を強固にするため。

愚痴を引き出し、女の子の不安を煽るため。

 

正解はですね。女の子の不安を煽ることが本来の目的です。ただ、ストレートに彼氏を悪く言う(Ex.そんな男ダメだよ、別れて俺と付き合いなよ)だけでは女の子からの反発を招きます。従って迂回のために『褒める』という手法をとるわけです。

 

今回選択する手法の着地目標は『彼氏は凡庸なしょうもない人間で、彼女もそんな凡庸なしょうもない彼氏に振り回されるような下らん人間であることを女性に認識させる』こととなります。男のイメージ操作を行うだけでなく、女の立ち位置を相対的に低くすることもまた大事な要素の1つです。そこにうまく着地できれば一通りのミッションクリアです。ちなみにここに着地してようやくスタートラインです。つまりは口説きを許可されるための下地作りということになります。ここから先はプレイヤー自身の持つ魅力で口説いていけばよろしい。スタートラインまでの一連の作業を『彼氏を褒める』というところだけでやっていくということですね。

 

 

そこに持っていくにはどうすればいいか、まずは普通に表面上の当たり障りない言葉を遣って褒めていきます。そこから愚痴を引き出していく。皆さんいつものパターンだと思います。(僕は彼氏持ち案件を崩すのが好きじゃないので実際にはあまりやりません)

 

問題はその後です。『愚痴を引き出し不安を煽る』のステップです。不安を煽るために彼氏に対して「いい人そうじゃん」「真面目そうだよね」「誠実そうだね」「実直な感じがするね」「(たとえしていても)浮気とかしなさそうだよね」などモテ関連でのネガティブイメージ(要はモテないということ)を含む褒め言葉を使っていきます。先の通り『真面目でいい人、凡庸でつまらない』というイメージに落とし込んでいきます。このイメージの落とし込みができれば先述の『彼氏は凡庸なしょうもない人間で、彼女もそんな凡庸なしょうもない彼氏に振り回されるような下らん人間であることを女性に認識させる』に着地できます。「彼氏が真面目すぎるとつまらないでしょ」は着地するまで言ってはいけません。着地まではあくまで潜在的な不安を煽るだけに留めるべきなので、そのような顕在性を孕んだ言葉は口説きを許可されてから用いるべきでしょう。

 

 

着地以降はそこから「お似合いじゃん」と適当に女をあしらっていけば『凡庸な彼氏とその彼氏にお似合いのつまらん彼女、そしてそんなつまらない女には見向きもしない自分』という構図を言外に作り出すことができます。

 

この構図がきっちりできれば『悪口を一切言っていないのに彼氏に対する不安を煽りながら彼女に対してネグを撃つ』というまあまあ破壊力のあるマウントが完成します。女性の立ち位置も相対的に下がっていますね。とはいってもやりすぎるとダメです。さじ加減はその場の空気を見ながらという感じにはなります。その辺の塩梅はプレイヤーの力量で何とか頑張ってください。失敗しても責任は取りません。

 

ちなみにこの構図はあくまで『女性とその彼氏が現段階においては凡庸でしょうもない人間同士お似合い』というだけです。ここで使ってはいけない言葉は「なんだかんだいい人〜」「紆余曲折あっても〜」あたりです。今の彼氏との明るい未来を想像させてしまうのでやめておきましょう。

 

 

今回の方法はあくまで一例なので別のルートから攻めても構いません。上記の構図が作れれば何でもOKです。ローマに続く道は1本ではありません。ただし間違ってもアフリカの方に進まないように。当然浮気関連の不安を煽るのもまた良しです。浮気系は鉄板なので割とローマまで行けます。The Gameや恋愛工学では浮気系が例示されていましたね。

 

褒め路線で進むことを選択した場合、彼氏が浮気をしていた(プレイヤー側が知っているか知らないか、明らかにされたかされないかは問わず)ら『真面目で浮気しそうにない凡庸でしょうもない人間』が浮気してることになりますからもう何もいいことなんてないですね。女性側からその真実を明らかにされた場合には北風と太陽をやりながら『お前、そんなくだらん男に振り回されてんの、ダサいな』を言葉に出さずに伝えていけば良いでしょう。

 

 

『ネグ』とは本来このようなものです。それまでの会話の中で下地とポジションがしっかり形成されて、その状況に対する女性の感情の変動があってこそ成立します。「そのバッグ、おばあちゃんのお下がりみたいで可愛いね」と1つのセンテンスだけで言うのはただの失礼に値します。ちなみに僕は単に失礼な人間なので、よくこういうことを言って女性に嫌われます。皆さんは僕のように女性から嫌われないようにしてください。

 

 

あとまあこれは毎回しつこく書くのですが、ボーイフレンドデストロイヤーは悪魔の所業なので頻繁に使わないようにしてください。現世が良くても地獄に堕ちますし、来世ではブサイクな男に産まれる確率が上がります。僕もよく実感するのですが、それこそ地獄ですよ。

 

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ばちょん